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ＪＲ西日本　ＷＥＳＴＥＲモール　４月中旬オープン

2024.03.15 JR西日本 予定・計画・施策
「ＷＥＳＴＥＲモール」のビジュアルイメージ（ＪＲ西日本提供）

　ＪＲ西日本の長谷川一明社長は１３日の定例会見で、旅と買い物のさらなる魅力アップにつなげることを目的に、出店型の新たなＥＣ（電子商取引）モール「ＷＥＳＴＥＲモール」を４月中旬にオープンすると発表した。旅マエ、旅ナカ、旅アトまで、スマートフォン一つで「いつでも、どこでも、便利に、楽しく、お得に」買いものできるＥＣモール。駅ナカの店頭で取り扱っている西日本エリアの土産を中心に取りそろえ、旅も日常も〝楽しく、ワクワク〟したものに進化させる。

　同モールは、同社グループならではのＥＣモールとして、旅と買い物の充実に軸足を置き、観光、帰省やビジネス客に旅マエから旅アトまでの買い物を便利に楽しく利用してもらうことを目指している。

　例えば、旅マエで土産をプレ検索すれば、旅先へのワクワク感がアップ。旅ナカで出合った商品をスマホで購入し、レジに並ばずに自宅配送すれば、身軽に観光できる。旅アトに、お気に入り商品をリピート購入すれば、旅行の思い出を楽しみ、次の旅行への期待を高めることにつながる。

　商品は、西日本エリアの土産を中心に、日本全国の土産・名産品、食品・ギフト、普段使えるものなどを順次取りそろえていく。地域と連携した限定商品や、陸上養殖事業「プロフィッシュ」の水産物も２０２４年度中に取り扱う予定。

　さらなる利便性向上に向けて、帰省や出張時など訪問先近くの駅ナカ店舗で商品を受け取ることができるサービスも、今夏ごろに導入予定。将来的には、スマートロッカーでの購入商品の受け取りや、メタバース内で商品購入を可能にすることも視野に入れる。

　２０２５年大阪・関西万博を見据えて、訪日客が購入した土産を帰国前にまとめて受け取れるようなサービスの導入も検討している。

　スタート当初の出店者は２５店舗、商品は約１４００点を取り扱う。同社グループの出店ショップは、「おみやげ処北陸巡り」（お薦め商品＝ビーバー各種など）、「岡山駅ナカお土産ネットショップ」（蒜山ショコラシリーズなど）、「おみやげ街道広島」（にしき堂　生もみじなど）、「ホテルグランヴィア京都」（ガレット　ブルトンヌ　エ　サブレなど）、「金沢百番街　百番銘華」（今夏ごろ出店予定）など。

　オープンを記念して５月６日まで、通常１１０円の買い物でＷＥＳＴＥＲポイント１ポイント付与のところ、１０倍を付与。ゴールデンウイーク期間中（４月２６日～５月６日）は、１０００円引きクーポン（２０００円以上購入で利用可）をサイト内で配布する。ＪＲ西日本が２２年３月に開設した地域の逸品を扱うＥＣウェブサイト「ＤＩＳＣＯＶＥＲ　ＷＥＳＴ　ｍａｌｌ」は引き続き運営する。

　会見で長谷川社長は「ＪＲ西日本グループが元来持つ『移動』『リアルの体験』『西日本の魅力』というコアを生かしながら、付随する『お買い物』にまつわるお客さまの体験をより楽しくすることができればと思っている」と述べた。

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