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アンデス電気 防犯カメラ一体型LED照明の新製品

2023.10.23
「LLS606―01W」(アンデス電気提供)

 GPSを搭載し時刻合わせ不要

 鉄道事業者の声に対応

 基本機能に絞り低価格を実現

 電気製品メーカーのアンデス電気(青森県八戸市)は、大都市圏での鉄道車両客室内への防犯カメラ設置義務化を受けて、新たにGPSを搭載して時刻合わせ作業を不要にした防犯カメラ一体型LED照明の新製品「LLS606―01W」を開発した。機能を最小限として低価格化を実現。来年4月1日から発売する。

 同社ではこれまでも、鉄道用の防犯カメラ一体型直管LED照明を製品化し、東武鉄道や小田急電鉄、新京成電鉄、京都市交通局、東京モノレールなど各社局の車両に採用されてきた。同製品では、一定期間ごとに動画記録データの時刻合わせ作業が必要だったが、鉄道事業者側から時刻合わせの手間がかかるとの声を受けて、新製品を開発した。

 新製品では、GPSを搭載して自動で時刻合わせを行うとともに、機能を最小限に絞って低価格化した。電源内蔵で複雑な設置工事は不要。蛍光灯の灯具をそのまま使用できる(片側給電の工事は必要)。データはSDカードに保存(最大168時間)し、セキュリティー対策として専用アプリでのみ再生できるようにしている。オープン価格。

 同社では、11月8~10日に千葉市の幕張メッセで開催される「第8回鉄道技術展2023」(産経新聞社主催)に出展し、同製品を展示する。

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