JR東日本 「Technical Intern Training」6期生の開講式
インドネシアから初入社 国際的鉄道人材育成
JR東日本は2日、首都圏本部東京総合車両センターで、アジアを中心とする国際的な鉄道人材を育成するプログラム「JR東日本 Technical Intern Training」6期生の開講式を開催した。今回初めてインドネシアからの技能実習生6人が入社。同センターで3年間、鉄道車両整備職種による実習を行う。
同プログラムは2019年から実施し、これまでベトナムとタイから実習生を受け入れてきた。今回は6期生として、インドネシア国鉄PT.KAIから2人、インドネシア国営鉄道車両メーカーPT.INKAから1人、インドネシアの送り出し機関、PT.MINORIからの一般公募3人の合計6人が7月末に来日。外部機関で事前研修を受けた後、今月1日に入社した。同センターでの受け入れも初めてとなる。
実習期間は3年間。対象職種は鉄道車両整備職種(走行装置検修・解ぎ装作業)で、台車・輪軸など走行装置の分解・組み立ての基礎知識や検査修繕、車体への取り付けなどの作業を学ぶ。
開講式には、6期生6人と熊本大誉執行役員・鉄道事業本部モビリティ・サービス部門長、井口亮資執行役員・人財戦略部長・JR東日本総合研修センター所長、田中義一東京総合車両センター所長らが出席。
熊本部門長が「日本での生活や仕事に早く慣れ、日々の作業を一つ一つ安全に丁寧に行い、業務改善など日本企業の強みを習得してほしい。将来、皆さんがインドネシアと日本の懸け橋として活躍することを願っている」、田中所長が「460人の社員全員が皆さんの来日を待っていた。きょうから3年間、しっかり鉄道技術を学ぶとともに、改善・改革活動などを一緒に進めていこう」とあいさつし、実習生を歓迎した。
その後、実習生一人一人が日本語で自己紹介し、「3年間一生懸命頑張ります」「日本で学んだ全てを生かして、インドネシアの鉄道の発展に携わりたいです」などと決意表明を行った。
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