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鉄道博物館 企画展「日本海縦貫線100年展~知られざる大動脈~」を開催

2024.10.09
羽越線を行く特急「白鳥」 1961年頃 今川―越後寒川(鉄道博物館提供)

 知られざる大動脈 大阪―青森間、最短で結ぶ

 さいたま市の鉄道博物館は12日から、本館2階のスペシャルギャラリー1で企画展「日本海縦貫線100年展~知られざる大動脈~」を開催する。異なる目的で建設された各線が一体化することで「日本海縦貫線」として機能し、東海道・東北ルートと並ぶ日本の鉄道の骨格を形成する鉄道ルートとして成長してきた歩みと、各線の地域との関わりや果たしてきた役割を紹介する。JR東日本、さいたま市の後援。入館料のみで鑑賞可能。来年1月27日まで。

 12日から来年1月27日まで

 日本海縦貫線は、東海道線の一部、北陸線、信越線の一部、羽越線、奥羽線の一部を合わせたルートの総称。今年は日本海側への鉄道が通じてから140年、羽越線が全通し、関西から日本海沿いに青森までを結ぶ「日本海縦貫線」が形成されてから100年の節目の年に当たる。各線がつながったことで、大阪から青森までを最短距離で結ぶ主要幹線となり、鉄道輸送において重要な役割を果たしてきた。

 会場は5章構成で、第1章では日本海側の大動脈として鉄道輸送を支える日本海縦貫線の概要を紹介。第2章で北陸線、第3章で信越線、第4章で奥羽線、羽越線の歩みを振り返る。第5章は日本海縦貫線を直通した列車・車両に焦点を当てる。写真約200点、資料約100点を展示する。

 特別イベントは、学芸員によるガイドツアー(12日、11月3、24日)や、参加者自身がコマになる巨大すごろくゲーム「日本海縦貫線で、めざせ青森!」(来年1月4、5日)などを予定。期間中、日本海縦貫線を走った列車のヘッドマークをクハ481形電車、ED75形電気機関車に取り付ける(展示替えあり)。

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