交通新聞社 電子版

東急電鉄など 鉄道車両3Dデータ、デジタル写真などのNFT販売

2024.03.21
3DNFTのイメージ(東急電鉄提供)

 クレカ決済で手軽に収集

 デジタル空間で走行体験も

 保有者向け 試作版を期間限定公開

 東急電鉄とNFT(非代替性トークン)マーケティングのSUSHI TOP MARKETING(東京都千代田区)は25日から、鉄道車両3Dデータやデジタル写真などのNFTの販売を開始する。東急電鉄が昨年3月から取り組んでいる「TOKYU RAILWAYS NFT PROJECT」の一環で、NFT保有者のみがアクセスできる特別デジタル空間「NFTゲージ」プロトタイプ版も期間限定でオープンする。

 同プロジェクトは、池上線・東急多摩川線の運転士2人による社員限定のアイデア提案制度を通じた投稿がきっかけ。鉄道ファンや沿線の在住者・来街者に向けて、同社ならではの魅力的なNFTコンテンツや新しい楽しみ方を提供することを目指す。

 これまで、東急新横浜線開業時の記念NFTの無料配布をはじめ、保有者限定で楽しめるコンテンツを提供。NFT技術の活用を通じて、リアルとデジタルの良さを組み合わせた取り組みを推進している。

 今回のNFT販売は、SUSHI TOPの公式オンラインストア「NFTコンビニ」からクレジット決済で気軽にコンテンツを購入でき、NFTになじみがない人でも気軽に受け取りや収集の楽しみを体験できる。

 商品は、3DNFTの初代東急5000系復元モデル(販売数109個、税抜き3500円)、東急2020系(300個、1500円)などで、数量限定発売記念価格となっている。

 「NFTゲージ」プロトタイプ版は、東急電鉄発行のNFT保有者のみアクセスでき、「図鑑機能」としてデザイン仕様などの閲覧に加え、「シミュレーション機能」では鉄道車両3Dデータのデジタル空間での走行を楽しめる。今回のプロトタイプ版は機能限定の試作モデルだが、オープン後のニーズなどを踏まえ、機能拡張なども検討していく。

 このほか、4月7日まで「(旧)目蒲線全線開通100周年記念限定NFTラリー」を開催中。東急池上線蒲田、池上、五反田、東急多摩川線多摩川の各駅で、受け取り用QRコード付き掲出ポスターを通じて、限定NFTを配布している。

検索キーワード:東急

317件見つかりました。

101〜120件を表示

<

>