南海 「熱線遮蔽フィルム」でCO2削減 本社で実証実験 OPTMASSと連携
南海電気鉄道は、グリーンナノテクノロジー素材を用いた「熱線遮蔽(しゃへい)フィルム」や、赤外光を利用する「透明太陽電池」などの省エネ、創エネ技術を有するスタートアップ企業「OPTMASS」(オプトマス、京都府宇治市)と協力し、脱炭素社会の実現に向けて共に進んでいくことに合意した。
OPTMASSは、2021年に設立された大阪大学発のスタートアップ企業。環境、エネルギー問題の解決に貢献し、持続可能な社会の創造に資する技術の社会実装を目指している。
脱炭素実現へ取り組み第1弾
取り組みの第1弾として、南海電鉄本社4階の西面ガラスの一部(施工面積125・7平方㍍)にOPTMASS製の熱線遮蔽フィルム「OPT―block」を施工し、二酸化炭素(CO2)削減効果の性能評価を実施している。同規模の実証実験は初めてで、かつ世界初の取り組みという。
OPTMASSでは大阪大学と共同で、熱線を捕集する能力と透明性を両立する次世代の熱線捕集材料(熱線捕集ナノ粒子)を開発してきた。この先端素材を利用した高機能の熱線遮蔽フィルムは、窓からビル内に入る熱線を選択的に遮断することで室温の上昇を抑え、空調負荷の低減を通じて省エネ効果を産み出す。透明性と熱線遮蔽能力のバランスに優れており、既存の建物への後付け導入が容易である点に強みがあるとしている。
検索キーワード:南海
203件見つかりました。
1〜20件を表示
-
2024.09.05 その他業種分類 コラム・企画類
墨滴 9月5日付
「令和の米騒動」である。店頭では「品切れ」「入荷待ち」の張り紙。棚には何もなく、あるのは電子レンジ、またはお湯で温める〝パック入りご飯〟。
-
2024.09.05 その他業種分類 コラム・企画類
交通ニュース・アイ 日中技術シンポ、高校生交流会…… 今夏の交通・鉄道界の動き追う
記録破りの猛暑に乱高下する株価、そして南海トラフ地震臨時情報と不安定要因が日本列島を駆けめぐった2024年夏。
-
2024.09.05 JR東日本グループ 予定・計画・施策
ジェイアール東日本企画 「ベビカル」駅たびコンシェルジュ新宿(東口)などに導入
ジェイアール東日本企画(jeki)は1日、ベビーカーレンタルサービス「ベビカル」を駅たびコンシェルジュ新宿(東口)、同池袋、同横浜、同成田空港、同空港第2ビル
-
-
-
2024.09.03 政府・省庁・鉄道運輸機構 予定・計画・施策
国交省 第3回「鉄道における自動運転の導入・普及に関する連絡会」
香椎線GOA2・5に試乗 国土交通省は8月27日、第3回「鉄道における自動運転の導入・普及に関する連絡会」を福岡県内で開催した。
-
-
2024.09.02 民鉄・公営・三セク 予定・計画・施策
銚子電気鉄道 南海から2200系譲受 昨年8月に次ぐ 2編成目
銚子電気鉄道は8月16日、南海電気鉄道から2200系1編成2両を譲り受けた。銚子電鉄は昨年8月にも南海から同系車両1編成2両を譲受。
-
2024.09.02 政府・省庁・鉄道運輸機構 インタビュー・会見
南海トラフ地震臨時情報 「取消補償は難しい」 観光庁秡川長官 影響の検証は必要
観光庁の秡川直也長官は、8月21日の専門紙会見で、南海トラフ地震臨時情報の発表に伴う旅館・ホテルの宿泊キャンセルなどの損失に関して、「直ちに補償することは現時
-
-
2024.08.29 JR四国 インタビュー・会見
記者会見 四之宮和幸 JR四国社長
南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の影響について―― 多客期と重なり、(一部列車の運休や減速運転で)お客さまにはご迷惑をおかけしてしまったが、従前から策定
-
-
2024.08.27 観光・旅行業 予定・計画・施策
南海トラフ地震臨時情報 宿泊キャンセル多発 観光に影響、運用に課題 「書き入れ時戻ってこない」
南海トラフ地震臨時情報が初めて発表され、夏休み、お盆休みの真っただ中の観光産業に大きな影響を及ぼした。
-
-
2024.08.21 JR共通(グループ) 記録・調査・統計
JRグループ旅客6社 お盆期間輸送概況 主要46区間前年比107%
JRグループ旅客6社は19日、お盆期間(9~18日の10日間、主要46区間の特急・急行輸送量)の輸送概況を発表した。
-
-
2024.08.21 JR東海 記録・調査・統計
お盆期間輸送概況 JR東海
東海道新幹線、前年比107%【JR東海】 東海道新幹線と在来線特急の利用人員は前年比107%の377万4000人。コロナ禍前の2018年比では92%だった。
-
2024.08.21 JR四国 記録・調査・統計
お盆期間輸送概況 JR四国
1日利用、コロナ禍後最高【JR四国】 期間中の利用人員は、瀬戸大橋線27万1400人(前年比107%、2018年比85%)、予讃、土讃、高徳の主要3線区計は1