交通新聞社 電子版

特集 鉄道総研 「勝木塩害実験所」 鉄道設備の塩害現象 多彩な角度から研究

2019.09.04
直流1500ボルトの供試体。下部に漏れた電流による電蝕が見られる

 鉄道総研は、新潟県村上市の「勝木塩害実験所」で、耐塩害用絶縁物の開発や給電線路の塩害防止の研究を行っている。日本海から潮風が吹き付ける自然環境を活用し、電車線用がいしなど電気設備の暴露試験を実施、塩分付着(汚損)によって引き起こされるさまざまな現象を検証している。