交通新聞社 電子版

特集 〝郷愁〟息づく昭和の面影 ~静岡・天竜浜名湖鉄道を訪ねて~

2024.10.24
天竜二俣駅運転区に現存する「機関車転車台」に載せられた気動車。向かって右に「機関車扇形車庫」がある

 静岡県西部の掛川駅(掛川市)から新所原駅(湖西市)までの67.7㌔、39駅を結ぶ第三セクター鉄道・天竜浜名湖鉄道はノスタルジー(郷愁)にあふれていた。通称「天浜線」(正式名称・天竜浜名湖線)。36件にも上る国の登録有形文化財が存在し、昭和から続く歴史の重みを感じる。